「アルカリイオン水」とは、水を電気分解することでつくられるアルカリ性電解水の通称で、飲料水もしくは洗浄水、除菌水として使用されます。そして近年特に注目されているのが、洗浄水としての活用です。生成方法・性質は各種メーカーによって異なりますが、共通して言えるのは、洗剤いらずで洗浄力を発揮すること。人にも環境にも優しい洗浄方法として、多くの分野で導入が進んでいます。

「スーパーアルカリイオン水 ピカりん」は、純水をベースに食塩(NaCl)を使用しない独自の電解技術で生成した、水素イオン濃度 (pH12.5 以上)と還元電位を極限まで高めた強アルカリ電解水です。一般の洗剤やクリーナーに含まれる界面活性剤や有害な化学物質を含まない「安心・安全」な洗浄・除菌効果のある洗浄水は、人や環境にやさしく、家庭から業務用まであらゆる分野でご使用いただけます。

高い安全性

一般に販売されている「石鹸」や「洗浄剤」には、合成界面活性剤を含むいろいろな化学添加物が入っており、高い毒性・浸透性・残留性において危険とされています。手あれや、かぶれ、湿疹などができ、また体内に吸収されると、肝機能障害、発癌補助、血液成分の減少などの症状を引き起こすといわれています。

無色・無臭・無刺激のスーパーアルカリイオン水 ピカりんの成分は極微量の無機電解質と水のみ。このため、化学合成物質やBOD/CODなどの環境汚染物質の含有量がゼロで地下汚染、水質汚染の原因にもなりません。さらに、PRTR法、VOC規制、消防法などの規制対象外。引火・爆発の心配もなく、安全な洗浄環境を実現できます。このように人にも環境にもやさしく高い安全性を誇ります。

* COD(Chemical Oxygen Demand)化学的酸素要求量
* BOD(Biochemical oxygen demand)生物化学的酸素要求量
* PRTR法(PRTR=Pollutant Release and Transfer Register )
特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律
* VOC規制(VOC=Volatile Organic Compounds)
揮発性有機化合物=常温常圧で大気中に容易に揮発する有機化学物質の総称

優れた洗浄力

水から生まれたスーパーアルカリイオン水 ピカりんは、洗浄に最適化された超アルカリ電解水です。アルカリ性を極限まで引き上げたpH12.5の超アルカリイオン水で、成分の99.9%が純水でありながら合成洗剤と同等、またはそれ以上の洗浄効果を発揮します。pH(ペーハー)とは水素イオンの濃度のことで、 普通の水道水はだいたいpH7前後で、飲料水として売られているアルカリイオン水はpH8前後です。

スーパーアルカリイオン水 ピカりんは pH12.5 以上で、これは普通の水の10万倍もある強アルカリ性です。ただし、同じくらいのアルカリ性を示す苛性ソーダーなどの危険性のあるアルカリではなく、電子イオンをたくさんもった特殊なイオン水のため化学火傷や皮膚刺激はありません。
また、油を強力に分解する作用と除菌作用があるので、従来から機器や部品の洗浄などの工業用途や業務用途で幅広く使用されています。

洗浄力のしくみ

スーパーアルカリイオン水 ピカりんが強力パワーで汚れを分解洗浄するメカニズムは、以下の4つの効果によるものです。
これら4つの効果が相互に発揮されることで、合成洗剤と同等またはそれ以上の洗浄力を実現します。

高い除菌効果

スーパーアルカリイオン水 ピカりんの水素イオン濃度 (pH12.5 以上)では、微生物は生育できないので食中毒菌などは30秒で死滅してしまいます。
さらに水の腐敗も防止します。
スーパーアルカリイオン水 ピカりんは酸化還元単位が-900mVを超えます。
物体には酸化と還元という作用が働きます。酸化すると金属は発錆し、植物はしおれ・変色し、動物は老化・衰弱します。これらを防止する反対の作用を還元といいます。

高い防錆効果

スーパーアルカリイオン水 ピカりんは、電解質に塩(NaCl)を使用していないため、腐食の原因となる塩素イオンが一切含まれていません。このため、強アルカリイオン水の特長である防錆効果を100%発揮することが可能です。

【鉄の防錆試験】
塩素イオンを含まないpH12.5のスーパーアルカリイオン水 ピカりん中では長期間錆びません。乾燥状態でも金属表面に形成される不動態膜によって、数日~数週間防錆効果が持続します。

高い経済性

原材料が水と微量の無機電解質のみの「スーパーアルカリイオン水 ピカりん」は、薬品や合成剤を一切使用してないので洗浄時に発泡せず、すすぎが簡単です。さらにリンス水の使用量も大幅に削減できます。
高い洗浄性能はもちろんのこと、環境にやさしく、経済性の高い洗浄を実現することができます。

どれも同じでない​アルカリイオン水(電解水)の事実

洗浄用のアルカリイオン水(電解水)は見た目にはどれも同じですが、生成方法によって性質や性能に大きな違いがあります。

アルカリイオン水の水素イオン濃度(pH)の違いは洗浄力に大きな影響をおよぼします。例えば pH11.5のアルカリイオン水とpH12.5のアルカリイオン水では洗浄能力の指標となるアルカリ度が10倍異なります。また、pH12.5のアルカリイオン水は10倍に希釈してもpH11.5のアルカリイオン水と同等の洗浄性能を発揮することができるため、作業性や生産性、そしてコスト面でも大きな違いがあるといえます。

また、アルカリイオン水生成の際に使用する電解質の種類によって防錆効果に大きな差が生じます。例えば、塩化物(NaClなど)を電解質に利用した場合、腐食の原因となる塩素イオン(Cl-)がアルカリ電解水に含まれるため、洗浄部品が金属の場合には錆の影響が心配されます。さらに、洗浄能力に比例して電解水の塩濃度は高くなることから、塩化物を電解質として利用したアルカリ電解水は洗浄性能と防錆効果が相反する傾向にあります。

「スーパーアルカリイオン水 ピカりん」はpH12.5 以上。しかも錆の原因となる塩化物を電解質に一切使用していません。このため、「スーパーアルカリイオン水 ピカりん」は、優れた洗浄力と防錆性能を併せ持った、洗浄に最適なアルカリイオン水であるといえます。